金曜日, 5月 04, 2007

サーバーのエラーログ対策

旧サーバーの変更でフォレスト内の順位がおかしくなってしまい、不都合が出てきたので仕方なくサーバーOSを新規にインストールした。面倒な作業だったが、うまく稼働できほっとしていたところ、”アプリケーション" 項目のログに大量のエラーログが記録されるようになった。
ログの種類はエラーで、イベントIDは、1058と1030がセットになっている
しかも、5分おきにエラーが出ているものだからログ画面は真っ赤になっている。
エラー内容を見ても原因が不明なので、NICの設定変更やサービス停止などしてみるがまったく解決しない。
仕方ないので、OSの"ヘルプとサポート"を利用してサポート技術情報(KB)を見るとそれらしい情報が出ている。しかも、このはき出されるエラーログの原因は一つではなく、いくつもあるようだ。

最初に目についた、"グループポリシーの処理が機能せず、ドメインコントローラのアプリケーションログにイベント1030および1058が記録される"(文書番号 842804)が、ぴったりの症状なので早速印刷して記載されている対策を実行してみた。レジストリをいじるので緊張しながら作業完了。再起動後、確認してみると、対策むなしく同じ症状が出た。
他の対策はないかと、さらに探すと、"イベントID1000および1001が5分おきにアプリケーションイベントログに出力される"(文書番号290647)が目についた。エラー番号はまったく違うが、5分おきに起きる症状は同じなので念のため調べてみた。

対策は、NICのバインド順序を変更するというもの。複数枚(※LAN用、インターネット用とBRIDGE用の3枚)のNICを使用する際に内部ネットワークアダプタ(LAN)を先頭に持ってくるというもの。これだとすぐに対応できる。
早速実施してエラーログがでる5分間を待つことに。その間2台のサーバーを同じように変更した。5分以上立ってから祈るような気持ちでログを見たら、まったくエラーが出ていない。
両方のサーバー共に改善している。この対策が効果があったようだ。
そういえば、このアダプタのバインド変更はWindows NT4のWINS設定の際にも変更したような記憶がある(たしか)。
今度はクライアントマシンを起動させログオンの状態を確認した。
エラーが出ているときには、クライアントマシンのログオンにも支障が出ていたためだ。
変更後のログオンは良好になった。NICを複数枚使用しているクライアントマシンもバインド順序変更を行い作業終了。

今思えば、かなり無駄な時間をかけたことになる。
NICの複数枚使用は、知識のない私にとって鬼門だな。
(※複数枚使用時にWINSサーバーは導入しないほうがよい)
この現象も1年後にはすっかり忘れているだろうから、対策を記録しておく。

追記:Windows XPなどクライアントマシンの対策はこちらへ。

ラベル: