土曜日, 9月 05, 2009

クロガネモチの樹上でコオロギが鳴く

   福岡市中央区の植樹帯のない歩道に、街路樹(常緑樹:クロガネモチ)が20m間隔に植樹されている通りがある。その中の一本のクロガネモチからコオロギ の鳴き声が響いているが、隣のクロガネモチでは、全く鳴いていない。コオロギは、地上に近い所で鳴くものと思い込んでいたので、かなり驚いた。鳴き声は、 かなり大きく、通過車両の騒音にも負けていない。

   この場所は今日と同じような時間に歩いているはずだが、変わったことと言えば、秋が盛りにちかづいてきた事、それほど酔っぱらっていない事、車道舗装を 排水性舗装に変更した事ぐらいだ。舗装を一般的な密粒度アスコンから今流行りの排水性舗装に変更したことにより、車両の通過するときに発生する騒音が減少 して、コオロギの鳴き声が、強調されたのだろうか。

   「なぜ、コオロギは街路樹を選ぶのか。」という疑問がもたげてきた。
  
   車道舗装の違いについて言えば、コオロギの鳴いている街路樹付近は「排水性舗装」で黒いが、鳴いていない箇所はバス停なので強度を増すため「半たわみ性 舗装」になっており、舗装が一見、コンクリート舗装みたいに他の所より、かなり白っぽい。コオロギは周りが白いところはキライなのかな。それとも、自分が 音を出すので他の音に敏感なのかな。

   しかし、都市部のコオロギは、耳より高いところで鳴くなんて、品がない泣き方するなあ。

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