金曜日, 11月 30, 2007

波照間島の酒

「泡波の一升瓶を抱えてきたよ」と、知人からメールが入った。

先日の連休を利用して沖縄に帰っていたらしい。
その際、お父さんから土産としてもらった酒だ。
泡波が入手しにくいのは承知のとおり。そのお父さんは、波照間島に行った際に知人から頂いたという。
しかも、お父さんは酒を飲まないらしく、そのおかげで私の口にも入ったというわけだ。

飛行機に手荷物として持ち込み、抱えていたという。その姿を思い浮かべるととてもおかしくなる。
たしかに、一升瓶を荷物として預けると壊れるケースが多々あるらしく、那覇空港でも注意書きがなされている。
そのことを承知しているので手荷物としたわけだ。


泡波を前回飲んだ記憶は3年ほど前。
そのときも同様に沖縄から一升瓶を抱えてきたようだ。
泡波はそれまでに何度か飲んだ経験があったが、前回の泡波は特別なものだった。
知人の沖縄の実家の押し入れに長い間入れられていた泡盛だった。
いわゆる冷暗所で長い年月を経た特別なものだった。
泡盛はボトル詰めにしても熟成を進め、年月が経るとクースになるという。
まさしく、泡波のクースを飲んだことになる。
ひと口目からできたての泡盛でないことがはっきりとわかる味だった。
その証拠に、ラベルには全国的に電話番号が改正された以前の電話番号が記載されていた。


今回の酒は今年ボトル詰めされた新酒という。
たしかに、ラベルにも前回にはなかったスタンプが押されていて、今年の9月にボトル詰めされてことがわかる。
#写真には写っていない。ラベル右下に押してある。

その場で封を切ってくれ、いつものように、水割りで飲もうとしたが、オン・ザ・ロックスとチェイサーの水が出てきた。
アルコール30度程度だから結構きつい酒になる。
しかし、氷になじませると、とても美味しい酒に変身した。
つまみは、沖縄から持ってきた、豆類の天ぷら(名前を忘れた)。
次にトウフヨウ。泡盛によく合う。

3杯ほど飲んでかなりいい気持ちになったところで、「次回来るまでに残しておいてくれ」と、お願いして店を出た。

ラベル: