土曜日, 4月 05, 2008

国宝 大絵巻展を見に行く

先日の土曜日、太宰府にある九州国立博物館へ国宝 大絵巻展を見に行ってきた。
福岡市中心部から少し南下したところにある太宰府市は、これまで行く機会が少なく脳に残るイメージも消えかかっていた。前回行ったのは、5年ほど前になると思う。しかも、それは有名な太宰府天満宮の記憶ではなく、太宰府市役所のある五条に行った記憶だ。五条駅から太宰府市役所まで歩いて5回ほど行ったことがある。その行程の途中近くにこれまた有名な"観世音寺"がある事をのちに知った。この寺は仏教が広がった頃、奈良の東大寺にしかなかった戒壇を九州の地に始めて作ったことで知られている。

今回は九州国立博物館で開催されている”国宝 大絵巻展”を見ることが目的なのでまっすぐに太宰府へ向かった。太宰府天満宮の表参道は修学旅行シーズンの清水寺ヘ向かう坂当たりに匹敵するほど混雑している。その日の天候は見事なくらい晴れ渡り、春休みでもあり文化的教養にふれるのに最適な日になったからだろう。
初めての国立博物館なのでほとんどあてにならない説明図を頼りに、人の歩く方向に進んでいく。太宰府天満宮の境内に入って右折して、博物博物館のメイン入口であるところに少し迷いながら進んでいくことが出来た。#もちろん、梅ヶ枝餅を食べながら。

いわゆる”歩く歩道”を通ったが、その周りの構造に驚いた。小さな山の麓から博物館のある山の反対側の丘陵地までトンネルみたいにくりぬいて歩道を造ってあった。高い工事費になったことだろう。その小さな山を全部掘削すると自然景観を壊すことは明らかなので、工事費が高くても景観保護を最優先に計画したのだろう。記憶によれば、この国立博物館建設にあたり、何かしら問題があり計画変更が合ったことを覚えているが、その問題でトンネル構造に変更したのかもしれない。

博物館の施設はトンネルを抜けるといきなり視界に入るものだから、かなり大きな建築物を思わせる。ガラス張りの外壁に違和感はないが、トンネルを抜けたすぐ左側に調整池兼用と思われる多目的利用の池があり、その組み合わせの景観は明らかに調和していないものとして目に映った。

入館後すぐに、特別展示展の”国宝 大絵巻展”を見るために所定のスポットにはいるが、ここも大変混雑している。人並みのためかなりゆっくりした速度で展示物を見た。閲覧終了後、展示物の目録が印刷してある本を購入した。
今秋の特別展は、”国宝 天神さま(菅原道真の時代と天満宮の至宝)”を2008年9月29日から開催するらしい。すぐとなりに菅原道真ゆかりの太宰府天満宮があるので協力体制もうまくいくだろう。

帰路に太宰府天満宮で参拝する予定だったので、人混みの中、再度天満宮に寄り、どうにか参拝することが出来た。
帰りに、おきまりの土産である梅ヶ枝餅を10個購入して帰路についた。

以上のルートでは歩きが多く、とても健康的かもしれない。1日1000歩程度の私にとっては、1週間分を歩いたかも。

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